モンキー125を購入してから約2年が経過したので、ブレーキフルードを交換しました。
ブレーキフルードは2年毎に交換が必要ですが、必要な工具も少なく比較的チャレンジしやすい作業だと思います。
この記事では、バイクのブレーキフルード交換方法をご紹介します。
- 自分でバイクのブレーキフルードを交換しようと思っている方
- モンキー125のブレーキフルード交換方法が知りたい方
の参考になればと思います。
用意する物
用意するものはこちらになります。
- ブレーキフルード
- 耐油性チューブ(内径5mm×50cmくらい)
- 8mmメガネレンチ
- プラスドライバー
- 空のペットボトル
- 水を入れたペットボトル
- ウエス、キッチンペーパー
モンキー125のブレーキフルードは
HONDA純正ブレーキフルードDOT3またはDOT4
がサービスマニュアルにて指定されています。
特にこだわりが無ければHONDA純正のもので良いと思います。
チューブを差し込む部分は大体7mmほどです。
チューブの内径5mmと4mmを両方買ってみましたが、5mmでちょうど良かったです。
耐油性チューブはホームセンター等で購入することができます。
工具や自動車用品コーナーではなく、ホース売り場に売っていることが多いです。
必要な長さだけ切り売りしてくれます。
近所のホームセンターの場合、価格は10cmあたり¥16で売られており、50cmで¥80でした。
ホームセンターに行くのが面倒な方は、少し高いですがAmazonでも購入することができます。
8mmのメガネレンチはラチェット式ではなく、普通のメガネレンチを用意してください。
緩めたり締めたりを繰り返すので、ラチェット式だと作業できません。
作業前の注意点
フルード交換方法を解説する前に、私が考える作業の注意点をご紹介しておきます。
ブレーキフルードは塗装面にダメージを与える
フルードがバイクの塗装面に着くと塗装にダメージを与えてしまいます。
フルードをこぼさないように作業は慎重に行う必要があります。
万が一こぼした時のために、タンクなどをウエスで養生しておくと良いです。
フルードは水で除去できますので、塗装面についてしまった場合はすぐに水で洗い流してください。
初めてやる場合はフロントかリアどちらかやってみる
フルード交換は特に難しい作業ではありせん。
ですが、初めてやる場合は、まずフロントかリアどちらか片方だけやってみる方が良いと思います。
片方だけフルード交換して試運転を行い、問題が無ければもう片方の作業に取り掛かるようにした方が安心です。
ブレーキの作業だということ
フルード交換の作業は簡単だと言いましたが、ブレーキという重要な部分の作業になります。
エンジンオイル交換やバッテリー交換などの初歩的な作業も経験がないような方は、ショップにお願いした方が良いです。
フルード交換の工賃は基本的にどこのショップでも安くでやってくれます。
作業手順
作業手順について紹介します。
フロントのリザーバータンクの窓からフルードの劣化状況が確認できます。
最初は無色透明ですが、劣化してくると写真のように茶色に変色してきます。
ブリーダーボルトのゴムキャップを外します。
ゴムキャップを外すと8mmのボルトとフルードが出てくる穴が見えます。
ここに8mmのメガネレンチと5mmのチューブをつないで、フルード受けに空のペットボトルを置いておきます。
タンクはウエスで養生しておきます。
リザーバータンクの周りもウエスで養生しておくと良いです。
プラス2本を緩めてキャップを外します。
キャップを外すと白いプレートがあります。
プレートを外すと黒いダイヤフラムという部品があります。
付着している古いフルードはキレイに拭き取っておきます。
ダイヤフラムも外すと中のフルードが見えます。
劣化して変色しているのがよく分かります。
8mmのブリーダーボルトを緩めている間にブレーキレバーを握ると、フルードが押し出されてきます。
文章で書くと分かりづらいですが、手順は以下の通りです。
- ブレーキレバーを握りっぱなしにしておく。
- ブリーダーボルトを少し緩める。
- フルードが押し出され、ブレーキレバーがグリップに近づいてくる。
- ブレーキレバーがグリップに当たる前にブリーダーボルトを締める。
- ブレーキレバーを離す。
- フルードが完全に入れ替わるまで1〜5を繰り返す。
古いフルードを押し出すとマスターシリンダー内のフルードが減ってきますので、空になる前に補充しながら作業してください。
チューブから出てくるフルードが透明になるまで繰り返します。
古いフルードを完全に押し出し終わったら、マスターシリンダー内側の線の下までフルードを注ぎます。
リザーバータンクの上面に付着したフルードを拭き取っておくと、キャップを閉めた際にフルードが滲んでこなくて良いです。
あとはダイヤフラムやキャップを元通りに取り付けるだけです。
サビの原因になりますので、ブリーダーボルトの穴に残っているフルードも忘れずに拭き取っておきます。
キッチンペーパーをこより状にすると拭き取りやすいです。
作業中にフルードが塗装面に付着している可能性があります。
作業後は、キャリーパーやタンク、ハンドル周りを水拭きしておくと良いかと思います。
作業後のリザーバータンクです。
窓から見えるフルードが無色透明になって気持ちが良いです。
リア側も作業は全く同じになります。
リザーバータンクは8mmのボルトで固定されています。
作業しやすいように、ボルトを取り外してリザーバータンクを手前に引き出します。
リア側のキャップはプラスではなく、手で回すだけで外れます。
プレートとダイヤフラムを外すとフルードが見えます。
作業は、フロントと同じようにフルードを押し出しながら入れ替えます。
リザーバータンクが水平な状態で、アッパーの線の下までフルードを注いでください。
まとめ
今回はモンキー125のブレーキフルード交換方法についてご紹介しました。
必要な工具も少なく作業も簡単ですので、比較的チャレンジしやすい作業です。
しかし、ブレーキ周りの作業ですので、作業後の試運転は十分かつ慎重に行っていただければと思います。
少しでもみなさまの作業の参考になれば嬉しいです。
以上、最後までご覧いただき、ありがとうございました。
エンジンオイルの交換方法についてはこちらの記事を参照ください。
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